終末に向けた神族と巨人族のストーリー、北欧神話
北欧神話の三幕構成
第1幕(設定):ユミルの誕生とオーディンによる世界の創造
- 世界は氷と炎しかなかった
- そんな中でユミルが誕生
- ユミルは一緒にいた牛の乳を飲み大きく成長し、巨人族の祖に
- ある日、その牛がブーリを氷の中から発見し、アース神族の祖に
- ブーリの息子・ボルが巨人族と結婚し、オーディンを産む
- オーディンはユミルを殺害する
- ユミルの体を解体し、世界を作り上げる
- 巨人族はヨツンヘイム、アース神族はアスガルドに住む
- ヨツンヘイムとアスガルドに間に人間が住むミッドガルド
- 人間はオーディンによって創造
第2幕(対立):ロキが引き起こした終末への火種
第3幕(解決):ラグナロクと世界の再浮上
北欧神話の登場人物
- ユミル:巨人族の祖。オーディンにより殺害
- アウズンブラ:ユミルと一緒にいた牛。アース神族の祖・ブーリを発見
- オーディン:ブーリの息子・ボルの息子。ユミルを殺害し世界を創造。ルーン文字を発明
- トール:アース神族、最強の呼び名が高く、ミョルニルを操る
- ロキ:元巨人族のアース神族、通称トリックスター、終末の引き金
- フリッグ:オーディンの妻、バルドルの母
- バルドル:オーディンとフリッグの子ども、ロキの企てにより殺害
- フェンリル:ロキの子どもで狼
- ヨルムンガンド:ロキの子どもで大蛇
- スルト:炎の巨人、世界を終わらせる
北欧神話からのアナロジー
- 世界はユミルの人体から作られた。肉=大地、骨=山脈、歯や顎=岩、血=海、頭蓋骨=天空、脳みそ=雲
- ユグドラシル(世界樹)という3層、9つの世界からなる世界観
- 巨人族と神族という対立構造で、結局巨人族→神族となったロキが終末の火種であり、繰り返しの裏切り
- オーディンは知識の獲得、終末の回避のためなら手段を選ばない