終末に向けた神族と巨人族のストーリー、北欧神話

北欧神話の三幕構成

  • 第1幕(設定):ユミルの誕生とオーディンによる世界の創造
  • 第2幕(対立):ロキが引き起こした終末への火種
  • 第3幕(解決):ラグナロクと世界の再浮上

 

第1幕(設定):ユミルの誕生とオーディンによる世界の創造

  1. 世界は氷と炎しかなかった
  2. そんな中でユミルが誕生
  3. ユミルは一緒にいた牛の乳を飲み大きく成長し、巨人族の祖に
  4. ある日、その牛がブーリを氷の中から発見し、アース神族の祖に
  5. ブーリの息子・ボルが巨人族と結婚し、オーディンを産む
  6. オーディンはユミルを殺害する
  7. ユミルの体を解体し、世界を作り上げる
  8. 巨人族はヨツンヘイム、アース神族アスガルドに住む
  9. ヨツンヘイムとアスガルドに間に人間が住むミッドガルド
  10. 人間はオーディンによって創造

 

第2幕(対立):ロキが引き起こした終末への火種

  1. 巨人族であるロキがアース神族になる
  2. ロキの得意技は変身で、非常に悪知恵が働いた
  3. ロキは様々な悪戯をしていた
  4. オーディンの子どもであるバルドルの殺害に関わる
  5. ロキはトールに捕縛され、拷問を受ける

 

第3幕(解決):ラグナロクと世界の再浮上

  1. ラグナロクが到来し、世界が終末を迎える
  2. オーディンフェンリルに、トールはヨルムンガンドにより殺害
  3. 巨人族スルトにより世界は海へと沈む
  4. 海へと沈んだ大地は再び浮上し、豊かな大地となっている

 

北欧神話の登場人物

 

北欧神話からのアナロジー

  • 世界はユミルの人体から作られた。肉=大地、骨=山脈、歯や顎=岩、血=海、頭蓋骨=天空、脳みそ=雲
  • ユグドラシル世界樹)という3層、9つの世界からなる世界観
  • 巨人族と神族という対立構造で、結局巨人族→神族となったロキが終末の火種であり、繰り返しの裏切り
  • オーディンは知識の獲得、終末の回避のためなら手段を選ばない